何が俺をこんなに熱くさせる?

キャラクター考察が主食のオタク

セクシーサンキューブラック校則

自担が最高の役柄で面白い作品に出てるの、麻薬でしかない。
ドラマとHulu最終話にテンション上がりすぎて全話見直し映画も3回目に行き、改めてブログをしたためようと思った。いやマジで面白かった。小野田創楽くん超最高。

ドラマ最終回で得意の数学を使ってどもりながら早口でいかに自分とマオは運命かを語り出す創楽、中弥と一緒に「キモイ…」とついこぼしてしまった。しかもやればやるほど自分より中弥の方が運命っぽくなるので「違う違う!!」と必死に軌道修正を図るとこ、キモイ。ていうかマオに関する数字覚えていすぎ問題。妄想が趣味とは言ってたがストーカー気質もあるのでは?!
Hulu版では「橋で出会った人と恋に落ちる」というメルヘンな都市伝説に胸を躍らせていたところその橋でマオとイケメン外国人がハグしているのを目撃してしまい、この世の終わりみたいに落ち込む。実はいとこなのだが、勘違いした創楽はマオの友人に聞き込みしたり家を張ったりする。キモイ。マジクソ陰キャすぎんよ〜〜〜大好き。ちなみにその噂の橋で中弥は昔、田母神先生に会っているし創楽を助けてたりするのだ。そういう繋がりいいね。

田母神先生といえば中弥の片想い相手であり、髪型で物語の時系列を示唆する役割も持っている。(映画中にドラマ、ドラマ中にHuluって感じ)映画初見では中弥の告白シーンがただただ可愛くて悶えたのだが、ドラマで田母神先生の背景が分かると告白シーンがとにかく悲しくて仕方ない。田母神先生も昔教師と恋仲だったし、それがきっかけで恋人を失いブラック校則が出来上がったのだから……どんな思いで告白を聞いてたの……。

そして中弥、中弥中弥中弥はいいぞ!!!!彼は軽くて息するように嘘もつくしそのリカバーのために創楽をダシにしたりする。でも基本は良い奴だ。そして創楽には隠しているが、父親が過労死で他界しており家計を助けるため校則違反であるバイトをして家にお金を入れている。イチゴ好きなのも、仕事漬けだった父親が昔「イチゴを食べると早く帰れる」と言っていたのでよく食べるようになりそのまま好物になった。
Hulu版で中弥は昔、神の啓示を受けたことがあると豪語する。それは、父が他界した日、病院に見舞いに来ていた仕事先の人達が「面倒臭い」と零していたのをたまたま聞いてしまい、殺してやろうと思って殴りかかったその時、目の前の壁に「Time Heals」と書いてあるのが見えた。
『時間が解決する。』
そんな無責任な言葉に、ふっと力が抜けた。憎いのは変わらないが、それでいいと何故か思えたと。そんな事をヘラヘラと話す中弥に、同じく父親の事でバカにしたミチロウが謝るシーンがすごくイイ。
そしてその「Time Heals」は同じ頃同じ病院で骨折した腕を診てもらっていたマオが母親から「時間が経てば治るよ」と慰められ、「超テキトーじゃん」と言いながら落書きしたものだった。そしてそんなマオ自身も、自分を否定する校則でただれた心をそんなテキトーな言葉に救われ続けていた。私は泣いてる。

そして極めつけがHulu版最終話である。
なぜ髪を染めてまでまた学校に行く気になったのかと聞かれたマオは、「ソラ」というヒーローに教えて貰ったと答える。それを盗み聞きしていた創楽と中弥は大喜び。そうです!ヒーローです!と脈アリなことに大はしゃぎなのだが、マオが言ったのは「創楽」ではなく「空」であり空から降ってきた紙の事なので、めちゃくちゃ勘違いである。
しかし、その紙というのはHulu1話冒頭で創楽がすっ転んでぶちまけた自作曲の歌詞の一部『立ち上がれよ今だ早く』なのだ。つまり間接的に、やっぱり創楽はヒーローなんだ。最高だ。何なんだ。泣いてる。そしてこのブラ校の代名詞とも言える言葉は、ドラマ1話で中弥が創楽を焚き付けたセリフなのだ。追い討ちか。

思った通りブラック校則は「小野田創楽という空気のような陰キャ男子が好きなあの子の為に立ち上がり麒麟の子という名のヒーローになる話」なのだ。ありがとうプロデューサー!ヒーローの魂をもったアイドルにヒーローの役をくれて!ありがとう!
ひとつ残念だったのはミチロウがきらりのこと好きな設定をもっともっと活かして欲しかった本当に萌えるので。あと映画で創楽が壇上にあがる時に「行け創楽ー!」と叫んだのは誰だったのか知りたい。

あと今回影響されて初めて飲んだが、次からタピオカはいちごミルクに限るって言うぞ。うめぇ。