何が俺をこんなに熱くさせる?

キャラクター考察が主食のオタク

なくなる日

ここ数ヶ月、考えている。
まず第一に、私はジャニーさんを直接見たことも話したこともなく、良い人か悪い人かなんて判断は全くできない。
しかし何か意見をしてしまうと、私はジャニーズ事務所所属タレントのファンなので、恐らく事務所に寄った意見をしてしまう。それは仕方ない、とも思う。
でも私は性加害を肯定したくないし、人権を否定したくない。事務所には良くなってほしい。
けれど、私の好きなタレントたちが事務所やジャニーさんのことを楽しそうに教えてくれるのが好きだった。彼らの楽しい思い出までも否定したくない。
記者会見で東山さんが「エンタメは人を幸せにするもの。喜多川は人を幸せにしなかった」とジャニーさんを否定したのも、「90歳くらいまで舞台に立っていたかった」と零したことにも、胸を締め付けられている。
八方塞がりだ。
何を口に出しても私が大事にしているものに反しそうで、何も言えない。SNSには様々な議論が溢れかえっている。恐ろしい。私は感情に支配されて誰かを傷つける怪物になりたくない。

本日を以てジャニーズの名前は無くなる。
私もジャニオタの端くれなので、「ジャニーズ」という名が持つ誇りや矜持の概念に共感するし愛している。無くなることは仕方ないことだと頭では理解していても、心が悲しくて仕方ない。それでも受け入れなければならない。ジャニオタの教訓として何かとお別れをするときは「葬式」が必要だと学んできているため、このたび筆を執った。書きたいことは、感謝しかない。ジャニーズおよびジャニーさんが提供するエンタメが好きだったし、これからも好きだろう。

明日からはジャニーズの看板を下ろしたタレントたちを応援する日々が始まる。そんな中、約7年前、当時20歳だった佐藤勝利くんがソロコンで「僕がジャニーズを永遠にします」と泣いていたのを思い出しては、潰されそうな思いを感じ続けるのだろうなと、そう思う。