何が俺をこんなに熱くさせる?

キャラクター考察が主食のオタク

Endless SHOCKにむけた心境の話

ついに、来てしまった……。



勝利くんが帝劇に戻ってきた。しかも、彼のエンタメ人生に多大な影響を及ぼした、あの『Endless SHOCK』の、ライバル役として……?現実?
以前書いたが、私は勝利くんが最後に出演したジャニアイ後にファンになったため、帝劇に立つ彼を見た事がない。故に、帝劇に立つ姿を見るまではファンでいたいと願っていた。
2022年、ついにそれが叶う機会が用意されてしまった……。
発表された当日、仕事を終えて手に取ったスマホの通知で表示されている「EndlessSHOCK佐藤勝利の世界!!!!!!!」という友人のメッセージだけでうろたえ喜びと震えに襲われ軽く体調を崩し、Twitterを開くのすら躊躇われた。人間、嬉しすぎると逆に怖くなってくるし体調も悪くなる。嘘だろ?帝劇に戻ってくるどころか、あのSHOCKのライバル役?本当に?

私が初めて『Endless SHOCK』を観たのは2018年。ライバルユウマの公演であった。当初は恥ずかしながらSHOCKについて「堂本光一さんが階段落ちする舞台」程度の知識しかなく、観劇後は気軽な気持ちで敷居を跨いだことを後悔するぐらいの衝撃だった。私の愛するヒーロー哲学に通ずる理念が横たわるド直球に私向けの舞台、それが『Endless SHOCK』。それ以降は現場に縁はなかったが、昨年公開された映画では初っ端のコウイチのフライングでボロ泣きするくらいにはSHOCKの世界が好きになっていた。
そんな舞台に、まさか勝利くんが出る?チケットがご用意された現在も信じられない……。

しかも、自らの意思で降りた帝劇の舞台に再度上がる時が訪れた勝利くんは、当時の心境を語ってくれるようになった。

その時、ジャニーさんに言ったのは、「光一くん、滝沢くんはやっぱり座長で、その人が一番大変なことをして、ジャニーズの舞台を引っ張るというのが、僕のしたかったこと」だと。ただ、僕の体力だったり、いろんな限界があって、気持ちはあるけど、もう耐えられなくて。途中から出番を減らしていったんです。それで後輩が頑張ってくれて、先輩にも本当に助けてもらって。でも最後は、出番を減らしてる僕が舞台の真ん中に立つわけだから、負い目がすごいんですよ。
ジャニーさんには、それでいいって言われてたけど、自分としては納得できなくて。僕個人としては、自分の理想とか、目指していたものには、絶対に甘えてたどり着かなくなるから。また自分がちゃんと作れるようになるまでは降りようと思った。
それが1年後でも、何年後でも期間なんてどうでも良かったけど、それがたまたま今で、光一くんに声をかけてもらったので。

引用元:TVガイド 2022/3/11号より一部抜粋

(自身のソロ曲に『Endless SHOCK』の精神と同じ「Show must go on」という曲があることを振られ)
そうですね。あの歌詞は、毎年帝劇に出ていた僕がぴたりと出なくなった時期の心情を入れて書いてるんです。こうして帝劇にまた戻れるなんて考えてなかった。今は当時の自分に対して『吹っ切れたよ〜』という気持ち(笑)

引用元:ザ・テレビジョンSHOW VOL.6より一部抜粋

(SMGOにまた新たな価値が付与されてしまった…………)



この帝劇を降りた前後の話、ジャニーさんのスペオキとして持ち上げられ続けたデビュー前後の環境に似ているような気がして、思わず閉口した。これについて彼が連載を持つbis 2022年5月号でも語られている。「自分は光一くんのように感動を与えられなかった」と。ファン側としては決してそんなことないと思うのだが、自分で納得できないことはできない彼らしい頑固さだと思う。
ジャニアイについてはどんなものだったのか自分の目でしっかり確認してから意見を出したいので、どうにか円盤化してくれないだろうか……けんしょりジャニワも……何卒……


明日、ついに本編が配信、そして明後日からは帝劇にて『Endless SHOCK-Eternal-』が開幕する。正直、どうなるのか全く分からない。ライバルタツヤの円盤で予習はした。私にはライバルショウリがハマり役なのか分からないし、観劇後にどんな気持ちになるかもわからない。一番望んでいた勝利くんのフライング自体は拝めない。けれど、コウイチとショウリの物語を見た後の世界に行きたい。ジャニーズの王道を歩む二人がぶつかり合う帝国劇場でしか感じられない何かは、必ずある。