何が俺をこんなに熱くさせる?

キャラクター考察が主食のオタク

夜中に情緒を破壊されて泣きながらKinKiのFCに入会した話

前回のエントリーにて、KinKiのオタクに足を突っ込みかけているがFC入会はギリギリ踏ん張っている的な話をした。

intransigence.hatenablog.jp










はい。入りました。(デジャヴ)


結局入るんだから無駄な抵抗をするなとお思いかもしれないが、入るならば来年のSHOCK時期だと自分でも考えていたのだ。しかし自分でも予想外なことに勢いで入会してしまった。まあ、タイトルの通りなのだが。
毎日のように光一くんのソロコンやSHOCKの円盤を見ている。SexyZoneにハマった時もそうだったが、やはりハマりたての情報収集期間はアドレナリンがドバドバ分泌されているので格別に楽しい。『Endless SHOCK』の円盤も2006、2012、1000回公演記念と手に入れた。既に手にしていた20周年と併せてライバル比較ができるぞ、次は見たことあるライバルたちの主観的比較ブログを書くぞ、なんて息巻いていた。そしてそれのついでと言っては聞こえが悪いがKinKiの円盤を購入していた。私は光一くんが好きで、もちろん剛くんも好きだが、KinKiKidsに対してそこまで心砕くような感情はなかった。だからこそ、サラッとしか知らないKinKiについて勉強するためにコンサート円盤を購入した。
まずは最新円盤であるO正月コン。



ウワー!!!歌がウメェ!!(当たり前)
何せ私が小学生の時から活動しているグループなので知ってる曲がめちゃめちゃある。セトリ最高か?「KANZAI BOYA」でジャニーさんのコスプレに着替える光一くんを待つ時間、何?と笑っていたら最後に2人揃って神妙な顔で鏡餅のコスプレをし「Happy Happy Greeting」を歌い始めた時は突然の関西グループ色に困惑した。そういうのジャニーズWESTさんのコンサートで見たな?そしてお正月と言えば、光一くんの誕生日お祝いである。カウコンのおかげで他G担ですら認知している光一くんのお誕生日。スタッフ総出で光一くんを祝う姿に微笑ましく思いながら、ケーキに乗せられたKinKiとジャニーさんの人形3ショットに胸をそっと打たれた。
KinKiKidsといえば、ジャニーさんの申し子たちというイメージ。堂本剛くんがスペオキである事も知っている。距離の近さ故に溢れるほど存在するジャニーさんとのエピソードはどれもこれも面白くたくさんの思い出がつまっていて、彼らとジャニーさんは切っても切れない関係なのだと理解し始めていた。そこで私は、ThanKs 2 YOUコンに手を出すことになる。



「最愛の師との別れの後、2人で上がる初のステージ」と銘打たれていたこのコンサート。コロナ禍前のステージなのでお客さんも入っていて、『愛のかたまり』から始まり『The Red Light』や『Bonnie Butterfly』と良すぎなセトリ、配信だったO正月コンとはまた違ったノリノリキレキレなMC……というか合間にMC3回も入るの多いな。MCがダイジェストになって映像特典についてるの羨ましいな!そしてやはり、ジャニーさんの話題がとても多い。いつも通りの面白エピソードも「いつも見に来てくれていたのにもう来てくれないのがさみしい」というほろりとするものまで。そしてこのコンサートで『KANZAI BOYA』が初披露だったことも、最初は剛くんのソロだったことも、リハ中に剛くんが作った曲だったことも、初めて知った。剛くんからジャニーさんへのたくさんの愛と感謝が私にも感じ取れた。
剛くんはとても愛があふれている人だった。「愛を大切にしている人」という情報を見たときはそうなの?くらいにしか思ってなかったが、知れば知るほど愛の人だった。MCにて光一くんが「胸筋がすごいからそろそろブラジャーをつけないとダメかも」と冗談で言っても「つけるのは受け入れるけど衣装の隙間から見えて知るのは気まずいから先に言ってくれ」とちゃんと受け入れてくれる。いやどんなMCだよ。そういえば先に視聴していた光一くんの初ソロコン『1/2』にて寄せた彼の詩は「だから大丈夫 自分を信じて 僕を信じて」と美しい言葉で愛と優しさが綴られていた。
愛にあふれ、美しい言葉を綴り、自己の尊厳を尊重してくれる剛くん、好きだな……
終盤の『Kissからはじまるミステリー』『硝子の少年』『薔薇と太陽』『薄荷キャンディー』とヤバすぎるラストスパートの最後はジャニーさんが命名した名曲『Harmony of December』という愛情表現……からのアンコールは『ボクの背中には羽根がある』。KinKiにはジャニーさんの存在を感じさせる歌詞が多いと剛くんは言う。これも今はKinKiとジャニーさんのことのように思えると。
そして最後の楽曲『You...』を歌う前に、この曲にまつわる話を教えてくれた。
これはジャニーさんのお別れ会の時に縁があり、舞台『ジャニーズ伝説』のために作った曲。ジャニーさんからの縁を感じた剛くんは歌詞を2つ作成し、一方は舞台用に渡し、もう一方の「KinKiの友情を綴った」という歌詞は、自分たちのコンサートにて披露することに決めた。








君が涙をはじめて見せてくれた

気づかないふり できなかった



歌い出しは剛くんが歌っているのに、光一くんが映る。

何も知らないはずの私は、それで全てを理解してしまった。

どんな人にも悲しみが流れてる

背中を掌で撫でた


思わずスマホを手に取り調べる。
剛くんがソロコンMCにて、「ジャニーさんのお別れ会で珍しい奴が泣いていたから、そばに行って背中をさすった」と話していた、という話が出てきた。


We're the ones…

We're the ones…


美しく高らかに自分たちは一つだと歌うKinKi Kidsを見ながら、真夜中だと言うのに私は声を上げて泣いていた。
ジャニーズのSHOWの中に身を置いて育った光一くんはジャニーさんに「泣くな」と教わって育った。舞台上で泣いたら、本当の感動は与えられない。その教えの通り光一くんは泣かない人だと聞いていた。
優しいな、と思った。これは剛くんから光一くんへの、溢れるような優しさと愛情なのだと思った。泣かない光一くんが泣いていたことを表現することが思いやりであり、それを作品として放つことを良しとする光一くんの気持ちにも、彼らの友情の全てが詰まってるんだと、理解してしまった。





気づくとKinKi KidsのFCに入会していた。勝利くんとSexyZoneにしか強く肩入れしない、したらキリがないからと5年もそれを貫いたのに、一夜にして狂わされた。仕方ない、不可抗力だ。お互いに尊重しあってふたりぼっちで生きてきたアイドル人生をまざまざと見せつけられしまったのだから。

タイミング悪く25周年イベントの申し込みには間に合わなかったのだが、まあ現場に行く勇気はまだ無いのでとりあえずは良しとしよう……



FC盤は立派に予約しました。
デビュー25周年、本当におめでとうございます。




これからKinKi Kidsについて勉強していく中で、更にヤバい嘘のような本当の話を大量に被弾するのは、また別の話。