何が俺をこんなに熱くさせる?

キャラクター考察が主食のオタク

夜中に情緒を破壊されて泣きながらKinKiのFCに入会した話

前回のエントリーにて、KinKiのオタクに足を突っ込みかけているがFC入会はギリギリ踏ん張っている的な話をした。

intransigence.hatenablog.jp










はい。入りました。(デジャヴ)


結局入るんだから無駄な抵抗をするなとお思いかもしれないが、入るならば来年のSHOCK時期だと自分でも考えていたのだ。しかし自分でも予想外なことに勢いで入会してしまった。まあ、タイトルの通りなのだが。
毎日のように光一くんのソロコンやSHOCKの円盤を見ている。SexyZoneにハマった時もそうだったが、やはりハマりたての情報収集期間はアドレナリンがドバドバ分泌されているので格別に楽しい。『Endless SHOCK』の円盤も2006、2012、1000回公演記念と手に入れた。既に手にしていた20周年と併せてライバル比較ができるぞ、次は見たことあるライバルたちの主観的比較ブログを書くぞ、なんて息巻いていた。そしてそれのついでと言っては聞こえが悪いがKinKiの円盤を購入していた。私は光一くんが好きで、もちろん剛くんも好きだが、KinKiKidsに対してそこまで心砕くような感情はなかった。だからこそ、サラッとしか知らないKinKiについて勉強するためにコンサート円盤を購入した。
まずは最新円盤であるO正月コン。



ウワー!!!歌がウメェ!!(当たり前)
何せ私が小学生の時から活動しているグループなので知ってる曲がめちゃめちゃある。セトリ最高か?「KANZAI BOYA」でジャニーさんのコスプレに着替える光一くんを待つ時間、何?と笑っていたら最後に2人揃って神妙な顔で鏡餅のコスプレをし「Happy Happy Greeting」を歌い始めた時は突然の関西グループ色に困惑した。そういうのジャニーズWESTさんのコンサートで見たな?そしてお正月と言えば、光一くんの誕生日お祝いである。カウコンのおかげで他G担ですら認知している光一くんのお誕生日。スタッフ総出で光一くんを祝う姿に微笑ましく思いながら、ケーキに乗せられたKinKiとジャニーさんの人形3ショットに胸をそっと打たれた。
KinKiKidsといえば、ジャニーさんの申し子たちというイメージ。堂本剛くんがスペオキである事も知っている。距離の近さ故に溢れるほど存在するジャニーさんとのエピソードはどれもこれも面白くたくさんの思い出がつまっていて、彼らとジャニーさんは切っても切れない関係なのだと理解し始めていた。そこで私は、ThanKs 2 YOUコンに手を出すことになる。



「最愛の師との別れの後、2人で上がる初のステージ」と銘打たれていたこのコンサート。コロナ禍前のステージなのでお客さんも入っていて、『愛のかたまり』から始まり『The Red Light』や『Bonnie Butterfly』と良すぎなセトリ、配信だったO正月コンとはまた違ったノリノリキレキレなMC……というか合間にMC3回も入るの多いな。MCがダイジェストになって映像特典についてるの羨ましいな!そしてやはり、ジャニーさんの話題がとても多い。いつも通りの面白エピソードも「いつも見に来てくれていたのにもう来てくれないのがさみしい」というほろりとするものまで。そしてこのコンサートで『KANZAI BOYA』が初披露だったことも、最初は剛くんのソロだったことも、リハ中に剛くんが作った曲だったことも、初めて知った。剛くんからジャニーさんへのたくさんの愛と感謝が私にも感じ取れた。
剛くんはとても愛があふれている人だった。「愛を大切にしている人」という情報を見たときはそうなの?くらいにしか思ってなかったが、知れば知るほど愛の人だった。MCにて光一くんが「胸筋がすごいからそろそろブラジャーをつけないとダメかも」と冗談で言っても「つけるのは受け入れるけど衣装の隙間から見えて知るのは気まずいから先に言ってくれ」とちゃんと受け入れてくれる。いやどんなMCだよ。そういえば先に視聴していた光一くんの初ソロコン『1/2』にて寄せた彼の詩は「だから大丈夫 自分を信じて 僕を信じて」と美しい言葉で愛と優しさが綴られていた。
愛にあふれ、美しい言葉を綴り、自己の尊厳を尊重してくれる剛くん、好きだな……
終盤の『Kissからはじまるミステリー』『硝子の少年』『薔薇と太陽』『薄荷キャンディー』とヤバすぎるラストスパートの最後はジャニーさんが命名した名曲『Harmony of December』という愛情表現……からのアンコールは『ボクの背中には羽根がある』。KinKiにはジャニーさんの存在を感じさせる歌詞が多いと剛くんは言う。これも今はKinKiとジャニーさんのことのように思えると。
そして最後の楽曲『You...』を歌う前に、この曲にまつわる話を教えてくれた。
これはジャニーさんのお別れ会の時に縁があり、舞台『ジャニーズ伝説』のために作った曲。ジャニーさんからの縁を感じた剛くんは歌詞を2つ作成し、一方は舞台用に渡し、もう一方の「KinKiの友情を綴った」という歌詞は、自分たちのコンサートにて披露することに決めた。








君が涙をはじめて見せてくれた

気づかないふり できなかった



歌い出しは剛くんが歌っているのに、光一くんが映る。

何も知らないはずの私は、それで全てを理解してしまった。

どんな人にも悲しみが流れてる

背中を掌で撫でた


思わずスマホを手に取り調べる。
剛くんがソロコンMCにて、「ジャニーさんのお別れ会で珍しい奴が泣いていたから、そばに行って背中をさすった」と話していた、という話が出てきた。


We're the ones…

We're the ones…


美しく高らかに自分たちは一つだと歌うKinKi Kidsを見ながら、真夜中だと言うのに私は声を上げて泣いていた。
ジャニーズのSHOWの中に身を置いて育った光一くんはジャニーさんに「泣くな」と教わって育った。舞台上で泣いたら、本当の感動は与えられない。その教えの通り光一くんは泣かない人だと聞いていた。
優しいな、と思った。これは剛くんから光一くんへの、溢れるような優しさと愛情なのだと思った。泣かない光一くんが泣いていたことを表現することが思いやりであり、それを作品として放つことを良しとする光一くんの気持ちにも、彼らの友情の全てが詰まってるんだと、理解してしまった。





気づくとKinKi KidsのFCに入会していた。勝利くんとSexyZoneにしか強く肩入れしない、したらキリがないからと5年もそれを貫いたのに、一夜にして狂わされた。仕方ない、不可抗力だ。お互いに尊重しあってふたりぼっちで生きてきたアイドル人生をまざまざと見せつけられしまったのだから。

タイミング悪く25周年イベントの申し込みには間に合わなかったのだが、まあ現場に行く勇気はまだ無いのでとりあえずは良しとしよう……



FC盤は立派に予約しました。
デビュー25周年、本当におめでとうございます。




これからKinKi Kidsについて勉強していく中で、更にヤバい嘘のような本当の話を大量に被弾するのは、また別の話。

『Endless SHOCK』を浴びたら堂本光一さんのファンになった話

帝国劇場の前にはファンがあふれかえっていた。私も列に紛れ大きく掲げられたポスターを撮影する。帝劇に立つ勝利くんを見る!という、長年の願いの一つが叶えられた瞬間だった。
舞台『Endless SHOCK -Eternal-』を観劇した。4/9に配信された『Endless SHOCK』本編から3年後、カンパニーの面々が当時何を思っていたのかを掘り下げるスピンオフ作品。意気揚々とチケットを確保し4月5月と2回見に行く予定だったが、5月はまさかの陽性者が出てしまい休演となってしまった。普段はコンサートにも双眼鏡を持っていかないタイプなのだが、4月に観劇した際にこれは細部まで見なければという使命感に駆られ防振双眼鏡を用意していたのだがそれも水の泡だ。仕方ないからSHOCKの円盤を部屋の端において双眼鏡でのぞいたらびっくりするほどよく見えたので、今年のコンサートにも双眼鏡持っていくか。
さて、前回の記事にて「見た後にどんな気持ちになるか分からない」と率直な気持ちを綴った。勝利くんはアイドルとしてライバル側のキャラではないので、演者として合っているか分からない不安から来た気持ちだったが、今回の本編配信と見逃し配信を何度もこすり『Eternal』を観劇した今ならば、その答えが言える。
ライバルショウリ、めちゃくちゃいい!
うん。ただの杞憂だった。勝利くんのライバルめちゃくちゃに良かった、1から100まで良かった。追いかけても届かない憧れの友人に嫉妬と劣等感を抱えて孤立していくライバル、勝利くんの持つ雰囲気がコウイチと同じ道を歩ける人物だからこそそこにたどり着けないジレンマからくる危うさと幼さ故の未熟さ、その心境がショウリの繊細な表情の変化から滲み出て胸をえぐる。怒りや悲しみや後悔でぐちゃぐちゃの人物像、担当だからとはいえとてもライバルに心を寄せてしまった。
しかしそれでも私は骨の髄までコウイチ派である。コウイチの輝きと愚かさが果てしなく好き。勝利くんが好きな気持ちとコウイチが好きな気持ちの出どころは等しく私の愛する「ヒーロー哲学」にあるのだからそりゃそうだな……などと言っていたら、『Duet 2022年5月号』にて勝利くんがSHOCKについて「覚えているのはどれもコウイチのセリフなんだ。だって、オレはずっとコウイチに自分の気持ちを重ねてきたから。」とか言い出すものだから参った。うすうす知ってはいたが、やはり勝利くんはコウイチ側の人間……
内容はといえば昨年よりも規制が緩和されているからかほぼ本編くらいの内容をやってくれた。配信で繰り返し再生したライバルの新曲「MOVE ON」の群舞もそれに続く「SOLITARY」の冷たく突き放すようなパフォーマンスも一挙手一投足が好きだし「Don’t look Back」のショウリの苦しくて掻き消えそうな歌声に胸を締め付けられ、「Dead or Alive」の美しいライティングとダンスの演出も「夜の海」の厳かで切ない響きも「Higher」の歌詞の対比がライバルとコウイチの差を強く浮き彫りにさせていてどれも選べないほど好きなのだが、何より一番推したいのはやはりコウイチのリボンフライングだ。コウイチが命綱もなく腕の力のみで布を掴み飛ぶ姿は名曲「夢幻」の旋律も相まって命が燃えるさまを思い起こさせる。劇場に残った少しの魂すらも使い切るようなフライングは何度見ても涙が滲む。本当はもう一度見られるはずだったのに…………悔しい…………コロナめ…………
休演になった措置として最後の見逃し配信では演出が変更された「Higher」も少しだけ見られたし勝利くんと光一さんの対談まで聞けて感無量………なわけがない。ライバルショウリがもう見られないのが本当に悲しい。ショウリの繊細な表情の変化をもっともっと見ていたい。『Eternal』とは言わない、配信用に録画してある本編だけでもいいので、どうにか、どうにか円盤化して頂けないだろうか……?お願いします……堂本光一さん……






はい。堂本光一さんのファンになりました。
突然どうした?という感じだが、これはもう仕方のないことなのだ。勝利くんの『SHOCK』期を追いかけていると同時に光一くんの言葉に触れる機会が増えた。インスタグラムの投稿にも目を通し、雑誌の言葉に触れ、TVを拝見したが、光一くんは現実的で塩対応ではあるが仕事に真摯で向上心がある職人気質で、好感度がうなぎ上りだった。特にサンスポの勝利くんとの『王子対談』は、ジャニーさんのそばで目をかけられながら舞台を作ってきた二人の環境の違い、共感できる境遇と性格、同じ道を通ってきた先輩として勝利くんにかける言葉、その全てが素晴らしく、尊敬すべき人だと胸が高鳴った。全人類に読んでほしいのでリンクを貼っておく。
【ヒューマン】堂本光一&佐藤勝利〝王子対談〟前編 『SHOCK』開幕後初インタビュー(1/4ページ) - サンスポ
【ヒューマン】堂本光一&佐藤勝利〝王子対談〟後編 『SHOCK』開幕後初インタビュー(1/3ページ) - サンスポ


そして極めつけは、そうだと思い立って視聴した『RIDE ON TIME』Season2の光一くんの回。


堂本光一という人間について『SHOCK』の出演者たちが語る中で、ふぉ~ゆ~の松崎くんの言葉に思い切り胸を刺された。以下一部抜粋。

2006年から出させてもらったんですけど、
そんときに、光一君に挨拶しても目も合わしてくんない。「おはよう」も返ってこない。
そういう人でしたからね。
今見てくださいよ。こうですよ。
『SHOCK』と共に光一君も変わってるんですよ。
だから僕たちも変われる。変わってる。


………………………………………


…………………………え……………?





先ほどの王子対談にて『SHOCK』黎明期は東山さんをはじめとする先輩方にたくさん支えてもらったが、翌年からは単独主演となり1人で正面に立たなければいけなくなった際、聞きたくない声をたくさん聞いたと光一くんは話していた。


そんな時期に、人見知りだった若い光一くんは後輩に近づかず媚びず、一人で強い孤独を抱えていて………??


そんな、私は、孤独を抱えながら一人で進み続ける、仮面ライダーみたいな人が、好きなんだけれど…………?


しかも彼は時を重ねるごとにそれを乗り越え成長・変化までしている。なんと強い精神か。


この人は、もしや、ヒーローの魂を…………?










気づくと光一くんのソロアルバムを全種聞き込み、ソロコン円盤を買い、KinKiについて勉強をし、KinKiのCDを借り、円盤を買った。25歳の堂本光一さんのソロコンを見て心中を掻き立てられ、若い光一さんが演じるコウイチ、見たいよ……?才能ゆえにたどり着いてしまった境地から、若さゆえに死んだコウイチ、見たいよ……?と気づいたらSHOCKの過去円盤を手に入れていた。インターネットって便利だね。
そんなこんなで堂本光一さんのファンになり、KinKiのオタクに足を突っ込みかけている。かけている、というのはFCにはまだ入会していないからだ。セクゾほどグループごと応援!の気持ちが湧いてないのでそんな生半可な気持ちでいいのか?と厳しい自分が顔を出し叱咤するので入会には至っていない。コンサートも円盤で満足できているので、25周年のお祝いは茶の間としてそっとお祝いする。まあ、結局『SHOCK』を毎年見に行く人生を送りたいので、時間の問題ではあるのだが………

Endless SHOCKにむけた心境の話

ついに、来てしまった……。



勝利くんが帝劇に戻ってきた。しかも、彼のエンタメ人生に多大な影響を及ぼした、あの『Endless SHOCK』の、ライバル役として……?現実?
以前書いたが、私は勝利くんが最後に出演したジャニアイ後にファンになったため、帝劇に立つ彼を見た事がない。故に、帝劇に立つ姿を見るまではファンでいたいと願っていた。
2022年、ついにそれが叶う機会が用意されてしまった……。
発表された当日、仕事を終えて手に取ったスマホの通知で表示されている「EndlessSHOCK佐藤勝利の世界!!!!!!!」という友人のメッセージだけでうろたえ喜びと震えに襲われ軽く体調を崩し、Twitterを開くのすら躊躇われた。人間、嬉しすぎると逆に怖くなってくるし体調も悪くなる。嘘だろ?帝劇に戻ってくるどころか、あのSHOCKのライバル役?本当に?

私が初めて『Endless SHOCK』を観たのは2018年。ライバルユウマの公演であった。当初は恥ずかしながらSHOCKについて「堂本光一さんが階段落ちする舞台」程度の知識しかなく、観劇後は気軽な気持ちで敷居を跨いだことを後悔するぐらいの衝撃だった。私の愛するヒーロー哲学に通ずる理念が横たわるド直球に私向けの舞台、それが『Endless SHOCK』。それ以降は現場に縁はなかったが、昨年公開された映画では初っ端のコウイチのフライングでボロ泣きするくらいにはSHOCKの世界が好きになっていた。
そんな舞台に、まさか勝利くんが出る?チケットがご用意された現在も信じられない……。

しかも、自らの意思で降りた帝劇の舞台に再度上がる時が訪れた勝利くんは、当時の心境を語ってくれるようになった。

その時、ジャニーさんに言ったのは、「光一くん、滝沢くんはやっぱり座長で、その人が一番大変なことをして、ジャニーズの舞台を引っ張るというのが、僕のしたかったこと」だと。ただ、僕の体力だったり、いろんな限界があって、気持ちはあるけど、もう耐えられなくて。途中から出番を減らしていったんです。それで後輩が頑張ってくれて、先輩にも本当に助けてもらって。でも最後は、出番を減らしてる僕が舞台の真ん中に立つわけだから、負い目がすごいんですよ。
ジャニーさんには、それでいいって言われてたけど、自分としては納得できなくて。僕個人としては、自分の理想とか、目指していたものには、絶対に甘えてたどり着かなくなるから。また自分がちゃんと作れるようになるまでは降りようと思った。
それが1年後でも、何年後でも期間なんてどうでも良かったけど、それがたまたま今で、光一くんに声をかけてもらったので。

引用元:TVガイド 2022/3/11号より一部抜粋

(自身のソロ曲に『Endless SHOCK』の精神と同じ「Show must go on」という曲があることを振られ)
そうですね。あの歌詞は、毎年帝劇に出ていた僕がぴたりと出なくなった時期の心情を入れて書いてるんです。こうして帝劇にまた戻れるなんて考えてなかった。今は当時の自分に対して『吹っ切れたよ〜』という気持ち(笑)

引用元:ザ・テレビジョンSHOW VOL.6より一部抜粋

(SMGOにまた新たな価値が付与されてしまった…………)



この帝劇を降りた前後の話、ジャニーさんのスペオキとして持ち上げられ続けたデビュー前後の環境に似ているような気がして、思わず閉口した。これについて彼が連載を持つbis 2022年5月号でも語られている。「自分は光一くんのように感動を与えられなかった」と。ファン側としては決してそんなことないと思うのだが、自分で納得できないことはできない彼らしい頑固さだと思う。
ジャニアイについてはどんなものだったのか自分の目でしっかり確認してから意見を出したいので、どうにか円盤化してくれないだろうか……けんしょりジャニワも……何卒……


明日、ついに本編が配信、そして明後日からは帝劇にて『Endless SHOCK-Eternal-』が開幕する。正直、どうなるのか全く分からない。ライバルタツヤの円盤で予習はした。私にはライバルショウリがハマり役なのか分からないし、観劇後にどんな気持ちになるかもわからない。一番望んでいた勝利くんのフライング自体は拝めない。けれど、コウイチとショウリの物語を見た後の世界に行きたい。ジャニーズの王道を歩む二人がぶつかり合う帝国劇場でしか感じられない何かは、必ずある。


2021年現場まとめ

2日ほど仕事を納め損ね、気が付いたら大晦日である。千歳千里くんお誕生日おめでとう。

今年は昨年より現場も増え、セクゾのコンサートに現地参加できたことに心から感謝したい。セトリも座席も良く噂のスマイルアップシールドも付けられて面白かったが、無発声なのがとにかくきつい。キャパオーバーになった際にギャー!と発散できず、ペンラで隣にいた風磨担を叩くことで事なきを得た。すぐには発声できるようにはならないと思うので、来年も友人を叩くことになると思う。でも頼むから、発声できるようになった際にはもう一度グループでCANDYを歌ってくれないか……?コーレスやれなかったことが本当につらかった・・・・

配信ではあったが、2020年に行くはずだったNEWSコンやV6ラストコンサートにも参加できて本当に素晴らしかった。というわけで毎年恒例、今年の現場・配信等をまとめる。

 

 

【1月】

  • 01.09(土)This is 嵐LIVE ※リピート配信
  • 01.23(土)SZ10TH ONLINE FAN MEETING-Vol.1-
  • 01.30(土)ウルトラヒーローズEXPO THE LIVE ウルトラマンゼット(神奈川県民ホール大ホール)

【2月】

【3月】

  • 03.06(土)~村上信五と初サシで生トーク!~「Johnny's Village #2」
  • 03.27(土)ウルトラヒーローズEXPO ニュージェネレーションワールド IN 東京ソラマチ(東京ソラマチ

【5月】

【6月】

【7月】

  • 07.11(日)Sexy Zone Anniversary Tour 2021 SZ10TH ※オーラス配信
  • 07.22(木)機界戦隊ゼンカイジャー-シリーズ第2弾<7月通常公演>(シアターGロッソ)

【8月】

【9月】

  • 09.11(土)DREAM BOYS(帝国劇場)
  • 09.18(土)ブライトン・ビーチ回顧録東京芸術劇場プレイハウス)
  • 09.19(日)ロック☆オペラ『ザ・パンデモニアム・ロックショー』(日本青年館ホール)
  • 09.26(日)ロック☆オペラ『ザ・パンデモニアム・ロックショー』(日本青年館ホール)※体調不良の為自粛

【10月】

  • 10.01(金)SZ10TH ONLINE FAN MEETING-Vol.2- ※見逃し配信+

【11月】

  • 11.01(月)LIVE TOUR V6 groove

【12月】

  • 12.25(土)ウルトラヒーローズEXPO2022 ニューイヤーフェスティバルIN東京ドームシティ(プリズムホール
  • 12.25(土)機界戦隊ゼンカイジャー-シリーズ第3弾<12月特別公演>(シアターGロッソ)

 

ジャニーズ:14

特撮系:7

2.5次元:2

 

すっかりジャニごとがメインとなっているが、しっかり通っている特撮系とテニミュが根強い。斬バサも毎年の楽しみだったが、昨年コロナで中止となってから音沙汰がない……悲しい……金は出すから頑張ってほしい……ところで新ミュ、テニミュ4th、めちゃくちゃ面白いからおすすめですよ。

今年は現場の他にもVS魂という楽しみも出来て、ジャニオタ5~6年目にしてさらに勝利くんとSexyZoneを応援したいと感じられた。来年もマイペースにゆるく楽しく、心と体の健康を保ちながらファン活動をしたいと思う。来年もよろしくお願いいたします。

アイドルとしての存在意義の話

今年の春から夏にかけて、私はウルトラマンメビウスを履修していた。一つ一つの人間関係の構築やキャラの掘り下げが丁寧なこの作品の中で、何度も見返してしまったシーンがある。
第30話「約束の炎」。
メビウスのパワーアップ回であるこの話において、メビウス/ヒカリから、自身のルーツについて語られる。



「ある時偶然に僕らの一族は、ウルトラマンの力を手に入れました。 それは決して望んで手に入れた力ではありません。……でも力を手に入れたという事は、 果たすべき何かがあるはずだって考えたんです。」






…………………………


…………………………


勝利くんじゃん………


決して望んだ立場では無かったけれど、授かったからには果たすべきことがあるはずとアイドルである事に向き合ってきた、勝利くんじゃん…………



そんな彼のアイドル人生も本日で丸11年。同時に25歳となった。入所日、そしてお誕生日おめでとう。ついに勝利くんまでもがアラサーに手をかけてしまった。思えば、私が勝利くんのファンになった時、彼は20歳だった。つまり私のジャニオタ人生も5年目となる。恐ろしい。5年も彼をヒーローと同一視している狂ったオタクである事は今後も恥じたい。性癖は治せないのでせめて恥を忘れずに……
ハマりたての約5年前、ちょうどグループ5周年という事もあり、調べていく中で明るく可愛いだけでは無い話もたくさんあった。その中で特に心に残っているのが、「ザテレビジョン」の連載『Sexy素ナップ』5周年特別編。未だにそれの原本を持っていない事を悔やんでいるのだが、有難くも先人たちのおかげで大まかなインタビュー内容は把握している。その中でかなりえぐられたのが次の発言だった。

ファンのみんなは5人を見てるけど、僕は4人を見てキレイだなって思うの。シンメとかさ。僕から見える景色は本当にキレイなんだよ。そこに自分が絶対に必要かどうかは…どうなんだろう。まぁ、呼ばれないわけはないだろって思ってるけど(笑)


自分が必要かどうかを濁す彼の思いに震えてしまった。時折言葉の端々に見えるアイドルとしての自信のなさに、そんなことないと、私はコンサートでほぼ初見の勝利くんを見て雷に打たれてファンになったのだと叫びまわりたいくらい。ほのかな孤独感すら感じて、今でもかなり心に残っているインタビュー記事なのである。
あれから5年。『Sexy素ナップ』も10周年記念インタビューが始まった。今年は必ず確保してやろうと息巻いていた私の期待通り、トップバッターは勝利くんだった。そこで彼は、こんなことを語っていた。

デビュー間もない頃はシンメというか、つるんでふざけたい気持ちもあったけどね。今思えばシンメでうまくやるタイプじゃなかったな(笑)。誰とシンメとかじゃなくて、僕にはメンバーがいて一人じゃない。それぞれが1番を目指して、5人でSexyZone、そう思ってた。いろいろありまして、いろんなことを経験し過ぎて、いつの時代も”5人で”ってことを考えてきた気がする。そういられるためにはどうしたらいいかをずっと考えていた。

引用元:ザテレビジョン2021年10/29号より一部抜粋


か、か、かわってる・・・・・・・
2組のシンメが美しくて、そこに自分が必要か分からなかった勝利くんじゃない……「2つのシンメ」と「自分」ではなく「5人のグループ」がすべてで、そのために自分は進んでいるんだという意志……。
しかも同誌では「帝劇の舞台を自ら降りた」という驚きのエピソードまで飛び出る。帝劇のセンターに立つという重大さを理解しているからこそ、自分にはまだその実力も体力も足りてないと自ら降りていた……これは兼ねてからのスペオキエピである『ジャニーさんが勝利くんの出ないジャニアイの打ち合わせに彼を呼んで「Youは出ないの?」としょんぼりしていた』の答え合わせではないか……。ジャニーさんはその中で成長する姿も良しとしていたと思うのだが、自らに厳しい判断を下したところも、それを久しぶりの舞台仕事が来た今年に話してくれる口の固さも、何とも彼らしいなあと納得してしまうのである。

彼の自信のなさゆえのエピソードは、今年のMOREにて掲載されたSexyZone10周年記念インタビュー「DEEP DIVE INTO THE ZONE」でも語られている。

デビューするということは、グループ名の看板を背負い、表舞台で勝負すること。もちろん、何をするにも評価が伴うようになるわけで。そこで、僕は自分が何もできないということを痛感することになるんです。


求められることに答えることができない。柔軟に対応できない、まともな芝居ができない。それはもう、かなり落ち込んで。


できないことがたくさんある、それを自覚するようになってからはグループの中での意識も変わりました。ひと言で言うと"攻撃"ではなく"守備"に回るようになったというか。メンバーはよく僕のことを"SexyZoneのバランサー"と言ってくれるんですけど。それは、僕にできることがそこしかなかったからなんです。それが正解だったのか不正解だったのか、今でもよく分からないけれど……。そうすることで、自分がグループにいる意味を、存在意義を、つくりたかったんだと思うんです。でも、それが少し行きすぎてしまったというか。


引用元:MORE 2021年9月号より一部抜粋
https://more.hpplus.jp/odekake/entame/70163/1/

とにかく何も出来ないことに落ち込んでグループの守備に回り、それが行き過ぎてどんどん臆病になっていった……うううん、わかる。ケンティーにベタベタだった幼い勝利くんが、頼っちゃいけない自分でなんとかしなきゃいけないと焦り距離をとるエピもこういう事なのだな。そんな彼が何を思いどう10年を過ごしていったのか、そして今何を思うのか、MOREの記事は全文引用したいくらいめちゃくちゃ食らったので是非上記のURLから読んで欲しい。




私がファンになってから5年、その間もその前からも彼がアイドルとしての存在意義と何度も口にするもの、それが「SexyZone」。自身が評価されたいからではなく、「SexyZone」の一員として4人とともに戦いたいから、彼は努力を続ける。
最後に、MOREにて掲載された勝利くんを構成する10のキーワードの中で、一番好きな言葉を引用して締めよう。
今年も勝利くんに多くの幸せがありますように!

『センター』
佐藤勝利の存在意義。
今も昔もこれからも、ずっと大切にしていきたいもの。

引用元:MORE 2021年9月号より
https://more.hpplus.jp/odekake/entame/70164





後生だからED曲を発売して〜ドラマ『ザ・ハイスクールヒーローズ』感想

2021年夏期、セクラバとしては『彼女はキレイだった』『イタイケに恋して』とドラマが2本あり大変充実していた。それに前々から楽しみにしていた伊野尾くん主演ドラマ『准教授・高槻彰良の推察』もあり、普段はニチアサやVS魂くらいでしかTVにかじりつかない私としてはかなりの忙しさだったのだ。しかしそこに付け加えジャニオタで特オタの私のためとも言えるようなドラマが始まってしまった。美少年主演ドラマ『ザ・ハイスクールヒーローズ』である。ジャニーズがテレビ朝日で持っているドラマ枠で、まさかの東映とジャニーズのガチタッグドラマが放映してしまった。
脚本はエグゼイドやゼロワンの高橋悠也さん、プロデューサーはデカレンやキラメイの塚田さんと放送前から特オタの期待値は爆上がり。面白い作品が出来上がる予感しかしないぞ…………え?ゴレンジャー的昭和OPに流れるカッコイイKAT-TUNさん…?お馴染みの流れやジャニーズドラマならではの要素、昭和と令和の価値観を融合させたドラマ、脳みそが溶け……溶け………


短髪大昇くんマッッッジでレッド顔でサイコーーーーに好きだし那須くんのことマジのノーガードだったのにお顔も髪型もキャラクターも最高に"""""青"""""すぎて毎週転がり回ったし大成くんが部員を置いて一人天利先生の元へ向かってしまうところもレッドだしそれを本気で叱咤するのがブルーの雄亮先輩でウワァ〜〜〜〜赤と青の関係性がカッコイイ戦隊はいいぞ全人類デカレンジャーを見ろ〜〜〜!!!!!!たいなすラジレンジャー電話出演マジでありがとういつか来てくれよ〜〜!!ところで浮所くんあんな明るいキラキラボーイなのに闇背負いキャラ似合うしバク転できるんかい?!?!追加戦士の定番セリフ選手権優勝!!!!優勝!!!!ってくらいテンプレセリフ言うし似合うし「俺を変えたお前(大成)が変わっちまうなんて…」はあまりにツンデレ追加戦士すぎて笑ったわ!!!飛馬くんが駄菓子屋に初めて行く日常回まだなんですか?!!??いやそれよりもマジのマジのマジでギンヒーロー加入回が素晴らしすぎた飛馬くんが『銀色』のヒーローである事に重要な付加価値が着くのが本当に素晴らしすぎた特オタは泣いた!!!!!!飛馬くん!!!!アクスタ買ったよ!!!そもそも本家でも未だに居ない男子ピンク戦士を誕生させた事もゴレンジャーオタクすぎて「ピンク戦士が男はナシ!」と頑なだった大成くんがそれもありだと認める話も面白かったし「ごっこ遊び」から脱却できない天利先生と「ごっこ遊び」から「本当のヒーロー」に気付いていく大成くんの対比も素晴らしいし記憶を消された大成くんにメンバーがそれぞれかけられた言葉を返していくお決まりだけどバッチリ決まるとアツい終盤の展開は特オタは大好きなんですよそれはそれとして劇場版とかみたいですせめてVシネクストとかどうですか!!!!!!



興奮のあまりついついクソデカフォントでまくし立ててしまった……決して真面目な感想ブログ2本書いたら疲れたので本能だけで記した訳ではない。戦隊では赤と青と追加戦士が気になるオタクなのですっかり大成くんと雄亮先輩と飛馬くんにハマったのがおわかり頂けると思う。仕方ない。ところでキャスティングはやはりニチアサスタッフ側がやったんだろうか…配色が完璧すぎて、まだ美少年さんのメンカラを覚えられてないのにもう二度と覚えられないかもしれない。浮所くん銀でしょ?
とにかく今の願いはED曲の発売だ……お願いだから買わせてくれ……と代わりに購入したアクスタの到着を待つばかりである。良いドラマをありがとう。またコラボして下さい。

特別でないアイスクリーム〜舞台『ブライトン・ビーチ回顧録』感想

舞台にッッ立つッッ勝利くんが見たいッッッ!!!!というのは私のかねてからの願いだった訳だが、やっと実現したことにまずは感謝したい。しかも東京芸術劇場というスーパーカッコイイ外見の劇場でだ。勝利くんも東京芸術劇場がカッコイイからやりたかったそうで。同感。
という訳で台風の迫る9月18日、奇跡的に当たった初日のチケットを握りしめて私は劇場へ向かっていた。これは余談だが台風が迫っているというのに傘を持たずに来てしまったので池袋で折り畳み傘を購入した。東武1Fの売り場にて何気なく手に取った傘が13,000円で「身の丈に合わない…」とそっと戻して3,000円くらいのにした。良いエピソードトークになると思う。(?)

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ここぞとばかりにぬい活!(ドリボでは忘れてた)



舞台は第二次世界大戦の足音が迫る1937年。ブライトンビーチに住むジェローム家の末っ子ユージンは時事に歯牙もかけず、大好きなヤンキースの真似をしながら野球ボールで遊び、回顧録と称した日記を記している日々。ユージンの家には父ジャック、母ケイト、兄スタンリーの他に、ケイトの妹である叔母ブランチが娘のノーラとローリーを連れて居候している。この時代において戦争の影が落とす不況や人種差別や貧しさは普遍的で、少しでも豊かに生きようと日々起こる問題にそれぞれが必死に向き合う中、14歳のユージンが直面する「性」への目覚めが何とも可愛らしく写る。ノーラへのくすぶる気持ちから兄仕込みのナプキンを落とす方法で何度も机の下の脚を覗き、トイレ最中をノーラに見られてこの世の終わりのように落ち込み、兄から懸命に女性の裸がどんなものかと聞き出そうと奮闘する。その幼さに微笑まずには居られない、カワイイ。嫌いなキャベツとレバーの炒め物は食べず、オートミールクッキーに手を出して怒られるユージン(カワイイ)。滅多に買わないチョコレートを大量に買ってくるよう頼まれて「身分証持ってかなきゃ…!」と捌けるユージン(カワイイ)。買い物を頼まれすぎて「買い物オリンピックなら優勝だよ!」とプリプリするユージン(カワイイ)。兄スタンリーの悩みの際にすぐ女性の裸の話をして「お前は俺が悩んでる時に女の裸の事ばっかりか?!」と怒られるユージン(カワイイ)。昔スタンリーから貰ったメダルをまだそんなもの持ってるのかと笑われて「でも僕には大事なものなんだ…」としょんぼりするユージン(カワイイ)。可愛いの大安売りやで……。性や恋愛の話を家に持ち込まなかったと話す勝利くんは同じくデビュー時の14歳にはこんな感じではなかったと思うので、そこに一抹のエモさも感じてしまうのだ。
軽快な会話劇が特徴のこの戯曲で、父ジャックの人格者っぷりも推したい。小さな家の中で起こる様々な問題に耳を傾け時に怒り時にアドバイスをし、そして最後には本人に委ねる。自らの意見も出しつつ相手の心の安全と自由も保証する家長ぶりは神保さんの優しく厳かな演技も相まってとても素晴らしく、先週観劇した皆抱え込みすぎ案件ドリボの面々も見習わんかい!と思わず叱咤してしまった。それと心に残ったのは「どんな人間でも、アイスクリームを前にすると浮ついてしまう」と嬉しそうにアイスクリームを買いに行くユージンのセリフ。そうだ……アイスクリームが荒んだ心を豊かにするのは事実……。共に観劇した風磨担と「ドリボに足りなかったのはアイスクリーム説」も浮上した。ドリボのみんなアイス食って元気になれ。
そして何より得がたいなあと思うのは入野自由さんとの共演だと思う。子役上がりで上手いし喋れる上に勤勉で品行方正なイメージの自由くんとは是非今後も関わりを持っていて欲しい!パンフでは一人っ子の自由くんが「神様!こんな可愛い弟をありがとう!」「今後勝利くんが他の人と兄弟役やってたら嫉妬しますね」と言っていたのでオタクはニッコリである。



この物語の中心であり語り部でもあるユージン役の勝利くんは休む暇もないくらいずっと喋っていた。キラキラと目を輝かせながら舞台を楽しんでいる様子に私も嬉しくなってしまった。この作品では特別に何か日常を変えてしまうような大きな事件は起こらない。だからこそ、穏やかな日常が特別である事を知っている勝利くんが好きそうな戯曲だと思った。良い作品に出会えたこと、ファンの一人としてもうれしく思う。
残念ながら原作である『ニール・サイモン戯曲集』は読めてないのだが、この作品は『BB三部作』と呼ばれるユージンの大人になるまでの物語の導入だと知り、是非後半の2作品も見てみたいと思い馳せながら私もまた日常へと戻るとする。時に苦悩が襲ったならば、アイスクリームを食べるとしよう。